歪みってこんなに恐ろしい
どうして、背骨や骨盤が歪むのかについては「どうして身体は歪んでしまったのか?」のページを参照して頂ければと思います。
背骨には多数の神経が通っており、首については300以上の神経が走っています。
背骨から走る神経の行く先々は、様々な臓器や器官に繋がっています。
背骨の歪みと各臓器は一見、何の関係もないように思えますが、骨格の歪みによって起こる「神経圧迫」が
皆さんがお困りの、腰痛、肩こり等の各症状の原因だったり、昔から治らない下痢・便秘等の問題に
つながっている可能性がありますよ。
試しに神経圧迫を簡単に体験して頂く方法として、片方の人差し指(人差し指でなくとも良い)を
もう片方の親指と人差し指で軽く押さえてみて下さい。
ギッチリ押さえたり、ひねったりしない限り、何も特に変らず「指が触れている感覚」位しか無いはずです。
長く続けていると触られている感覚自体に慣れてくると思います。
指を押さえる程度の実験についても立派に神経圧迫をしている結果ではあります。
骨格の歪みによる神経圧迫の始まりは、軽く押さえる程度の神経圧迫だったりします。
しかしココからです・・・。
「神経圧迫」を続けると筋肉が固くなったり、身体も「冷え」てきます。
「冷え」になると、血行が悪くなり「リンパの流れの滞り」や「凝り」にも繋がってきます。
「リンパの滞り」は生活習慣病の原因にもなってきます。
「凝り」に繋がると、今度は「痛み」が出てきます。痛みは、身体からの警告信号なのです。
「痛み」を放っておいたり、根本原因が解決できていないと「しびれ」に繋がってきます。
「しびれ」をさらに放っておくと・・・、次に行き着く所は「麻痺」です。ここまで来るとかなりの重症です。
「麻痺」になると、血行も悪くなっているので、身体に栄養が回らなくなってきますし、
筋肉の萎縮も進んで身体の器官や臓器の「機能不全」に繋がります。
誰が自分から進んで「麻痺」や「機能不全」になりたいでしょうか?
全身の機能不全になれば、将来的に「ベッド中心の生活」や「車いすや杖等の補助具を使った生活」を検討する必要が出てくるかもしれません。
たかが背骨の歪み、首がちょっとナナメに傾いているだけじゃあないか、と思われる方。
足の左右の長さが1cm違うから何?と思う方・・・。
歪みを放っておくと、数十年後の未来には、大変な事になりますよ・・・。